アメフラっシ

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アメフラっシ「2nd Anniversary Live“ON AIR”」 (2020.11.15)



11/15 アメフラっシ「2nd Anniversary Live“ON AIR”」
東京都・TSUTAYA O-WEST
2020年11月15日(日)
<1部>open 13:30 / start 14:30
<2部>open 17:45 / start 18:45

<LIVE REPORT>
11月3日に結成2周年を迎えたアメフラっシが11月15日(日)に東京・TSUTAYA O-WESTでワンマンライブ「2nd Anniversary Live“ON AIR”」を行った。

8月15日(土)の「RUN! RUN! LIVE! 2020」以来となるワンマンライブは前回同様、新型コロナウイルス感染拡大予防措置を取った上で会場に観客を入れ、2部制での開催となった。

1部のタイトルは「History of Us」。
開演時刻の14時30分になり客電が消えるとステージ上に置かれたON AIRランプが点灯し、メンバーがパーソナリティーを務める架空のラジオ番組「アメフラっシのラジオショー『ON AIR』」がスタート。簡単なオープニングトークの後、曲紹介のタイミングで、デビュー時の衣装を纏った4人がステージに登場。ラジオで紹介された「ミクロコスモス・マクロコスモス」を披露すると、そこから「Dark Face」「轟音」「グロウアップ・マイ・ハート」「Over the rainbow」とこれまでの彼女たちがライブで披露した順番に沿って一気に歌い上げていく。
その後もTwitterで事前に募集していた「あなたとアメフラっシの2年間の思い出」をテーマにトークを展開しつつ、これまでのオリジナル曲を披露した順に歌唱。
最新曲のメタモルフォーズに至るまで、歴代の衣装4着全てを着用し全16曲を歌い上げた1部は「History of Us」の名の通り、2年間の彼女たちの歩みを90分のラジオ番組で体感できる内容となった。

続く2部の「Over the Future」は1部とは打って変わって“雨が上がり、虹がかかるまでの物語”を、ライブを通じて表現。
開演時刻になると激しい雨音と雷鳴が轟き、そこから流れるように「Rain Makers!!」に繋がりライブはスタート。
「グロウアップ・マイ・ハート」「ハイ・カラー・ラッシュ」と立て続けにアップテンポなナンバーで荒れた天気を表現。最初のMCで小島はなが「アメフラっシのワンマンライブの名物と言えば新曲」という煽りを挟んでCHI-MEYが作詞・作曲を務めた「MICHI」を初披露。今までのアメフラっシにはなかったネオ・ソウル風のダンサブルなナンバーでステージに変化をつけていく。
その後、開演時よりは弱まったかのように思われる雨音が再び流れ出すと、そのまま愛来・鈴木による「差し出された手をあの時握ってたら運命変わってたかな?」へ。傘をさしながらバラードを歌い上げる姿は、序盤の荒れた天気から確実に変化した様子を見て取ることができた。
その後、今までのライブでは見られなかった、メンバーのモノローグから曲に繋がる演出があるなど随所で変化を見せるアメフラっシ。
「フロムレター」「轟音」を歌い終えると、白いワンピースに衣装チェンジした鈴木が1人ステージ上へ。「時は必ず来る。時は必ず来る。時は必ず来る。変身するんだ。」と強い意志の込められたモノローグから、変化をテーマにした「メタモルフォーズ」を披露。MUSIC VIDEOの撮影時に使用した白ワンピース姿で歌い上げる4人の姿からは、今まではあまり見ることのできなかった幻想的な雰囲気や妖艶さを垣間見ることができた。
白い衣装とレーザー光線が作り出す幻想的な空間が絶妙にマッチした「月並みファンタジー」を披露すると物語はいよいよ終盤へ突入。
4人が傘を畳みながら表現するダンスから繋がった「雑踏の中で」で雨上がりを想像させ、「Over the rainbow」で物語は完結。
7色のレーザービームが会場を彩る風景はとメンバーの力強い歌唱姿と相まって神秘的なものとなった。
全曲を歌え終えると鈴木が「今、みなさんの心には虹が見えますか?今、みなさんが見えているものは私たちとみなさんの“未来”です」とコメントを残し、未来への虹の架け橋を描く物語「Over the Future」は終演を迎えた。

その後、アンコールを求める拍手が鳴り響く中、この日発売となったAMEFURASSHI DEATH METAL Long sleeve shirtを着用したメンバー4人が再びステージ上へ。
虹の架け橋の向こう側へ一歩踏み出すための決意表明とも感じられる「明後日の方向へ走れ」と「STATEMENT」を見事に歌い上げ、会場はこの日1番の大きな拍手で包まれた。

これでライブは全てが終了となると思われたが、突然1部で使用した「アメフラっシのラジオショー『ON AIR』」のジングルが流れ出しスタッフによる生放送のラジオ番組がスタート。その中で年末12月29日(火)に恵比寿・ザ・ガーデンルームでの単独イベント開催と、2021年2月28日(日)にZepp Haneda(TOKYO)でのワンマンライブ開催がサプライズで発表された。
あまりにも突然の発表に喜びながらも戸惑うメンバーを会場にいるファン全員が拍手で優しく後押しする光景はとても印象的だった。

その後の挨拶では、愛来が時折涙を浮かべていたものの最後は「みなさんが堂々と、アメフラっシのファンだという風に恥ずかしがることなく宣言できるように私たちも日々頑張っていくのでこれからも応援よろしくお願いします。」と力強くコメント。
最後はメンバー全員でZepp Haneda(TOKYO)でのワンマンライブの合言葉に決定した「#ホップステップZepp」と叫び大団円。
全く異なる切り口でグループの“過去”から“未来”を表現した2部制のワンマンライブは新たな道を示し幕を閉じた。

<SETLIST>
第1部「History of Us」
-アメフラっシのラジオショー『ON AIR』-
M1.ミクロコスモス・マクロコスモス
M2.Dark Face
M3.轟音
M4.グロウアップ・マイ・ハート
M5.Over the rainbow
-MC-
M6.Rain Makers!!
M7.明後日の方向へ走れ
M8.差し出された手をあの時握ってたら運命変わってたかな?
M9.アダムスキーじいさん~ハムとみかん~
M10.ハイ・カラー・ラッシュ
M11.フロムレター
-アメフラっシのラジオショー『ON AIR』-
M12.月並みファンタジー
M13.STATEMENT
M14.雑踏の中で
M15.バカップルになりたい!
-アメフラっシのラジオショー『ON AIR』-
M16.メタモルフォーズ
-MC-

第2部「Over the Future」
M1.Rain Makers!!
M2.グロウアップ・マイ・ハート
M3.ハイ・カラー・ラッシュ
-MC-
M4.MICHI
M5.Dark Face
M6.差し出された手をあの時握ってたら運命変わってたかな?
M7.フロムレター
M8.轟音
M9.メタモルフォーズ
-MC-
M10.月並みファンタジー
M11.雑踏の中で
M12.Over the rainbow
-MC-
EN.明後日の方向へ走れ
EN.STATEMENT
-MC-